日本住宅ローン、クラウド型システム開発運用基盤
「LaKeel DX」とデータ基盤「LaKeel Data Insight」を採用
~柔軟性とスピードを実現する開発基盤で新ローンシステムを構築~

株式会社ラキール(本社:東京都港区、代表取締役社長:久保 努、以下「ラキール」)は、日本住宅ローン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表執行役社長:安藤 直広、以下「日本住宅ローン」)より、クラウド型システム開発運用基盤「LaKeel DX」とデータ統合・分析基盤「LaKeel Data Insight」を受注しましたので、お知らせします。
日本住宅ローンは、提携先であるハウスメーカー及び住宅の購入を検討しているお客様からのニーズに迅速に応えるため、2025年春に新しいローンサービスの提供を開始する予定です。新ローンシステムの構築にあたり、ビジネス環境の変化やIT技術の進歩に応じてシステムを柔軟に素早く改修できることが必須であり、部品を組み合わせて開発できるプラットフォーム「LaKeel DX」が採用されました。
また、かねてより課題であったレガシーシステムの脱却に着手しました。段階的にパッケージシステムに移行する計画を策定し、「LaKeel Data Insight」を活用することで、移行期間中のデータ不整合のリスクを回避しながら社内でバラバラに管理されているデータを集約します。パッケージシステムに移行できない一部の機能については、「LaKeel DX」上で構築し、社内システムの技術統一を推進しています。
事例紹介記事

日経xTECH Special 連載企画『真のDX実現に効く 7つの処方箋』
06 Case Study│日本住宅ローン
モダナイズを進めつつDXも加速させる日本住宅ローンが選択した新手法とは
https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/NXT/24/lakeel1217/
「LaKeel DX」の強み
①部品の蓄積による高速開発
機能の一つひとつを部品として開発し、蓄積しています。それらを組み合わせることでシステムを開発することができます。システムは部品単位で追加や入替が可能です。また、部品は他のシステムの開発時にも再利用できるため、開発の生産性が飛躍的に向上します。
②ローコード開発
高度なエンジニアリングスキルを必要としないローコードでシステム開発ができます。これによりビジネス部門の方でもシステムが開発できるようになり、ビジネスの変化にすばやく対応することができます。
③あらゆるクラウド環境(AWS・Azure・GCPなど)に対応
マルチクラウド環境に対応し、クラウド環境間の技術移転にも柔軟に対応できます。
日本住宅ローンについて
日本住宅ローンは積水ハウス・大和ハウス工業・住友林業・セキスイハイム・三菱HCキャピタルの共同出資により誕生した住宅ローン専門の金融機関です。金融業界における革新的な存在として、DX推進にも積極的に取り組んでいます。「家」と「資金」の手続きを一つの窓口で進められる「ワン・ストップ・サービス」を実現するため、日本住宅ローンと提携ハウスメーカー全国 約1900ヶ所をつなぐ独自の住宅ローン専用システムを構築しました。また、2016年には日本で初めて住宅ローンの電子署名を実現し、2020年にはスマホのアプリを用いた電子申込をスタートしています。