BIツールのダッシュボードの基本と活用方法を解説!
BIツールのダッシュボードは、データビジュアライゼーションによって、データ分析結果をわかりやすく可視化してくれる機能です。活用の幅が広いので、ぜひ使いこなしましょう。
今回は、BIダッシュボードとは何か、ダッシュボード活用のメリットや活用方法、活用事例をご紹介します。
BIツールのダッシュボードとは?
BIツールとは、社内の膨大なデータを1箇所に集め、データを経営や売り上げ拡大などに活用するために、分析してレポーティングできるツールです。
多くのBIツールには、ダッシュボード機能が備わっています。
ダッシュボード機能とは、データ分析結果を可視化してくれる、データビジュアライゼーション機能です。
この機能はBIツールで分析されたグラフやレポート、クロス集計表、チャートなどを1つの画面にまとめて表示するものです。これにより、データ分析結果がひと目で把握できます。
またBIツールには、静的に出力するレポート機能が備わっているケースが多いですが、ダッシュボードはそれとは異なり、画面上で確認できるものです。またグラフやレポートなどはリアルタイムに更新されるのが特徴です。
BIツールのダッシュボード活用のメリット
BIツールのダッシュボードを活用することのメリットをご紹介します。
●誰もが一目で社内の現状が分かる
ダッシュボードの1番の特徴は、可視化されることです。ただの可視化ではなく、データの専門知識がなくとも、誰でも一目でわかります。
会社の経営や事業の戦略立案、意思決定などを行うためには、現状を正確に把握することが欠かせません。そのような際にダッシュボードであれば、誰もが見れば現状把握ができるので、スムーズに進めることが可能です。
●リアルタイムに分析結果の確認ができる
ダッシュボードは、データ分析結果がリアルタイムに可視化できるのも大きな特徴です。
経営はもちろんのこと、各業務の遂行に当たっては、日々、数値を追って毎日の改善につなげていくことが求められます。近年の変化の激しい市場や市場をとりまく社会環境、パンデミックなどに柔軟に対応するためには、リアルタイムのデータ分析結果の可視化は大きなメリットが期待できます。
●データの一元化による部署横断の分析結果の確認が可能
BIツールでは、データの一元化が可能です。生産管理、品質管理、営業部、人事部、情報システム部など各部署のシステムからデータを集めて一元化することができます。そのため各部署のみのデータだけでなく、部署を横断したデータ分析結果をBIツールのダッシュボードでは確認することが可能です。経営の意思決定などの総合的な判断の際に役立ちます。
BIツールのダッシュボード活用の方法
BIツールのダッシュボードは、さまざまな方法で活用が可能です。主な活用方法をご紹介します。
●各種データとの連携表示
BIツールの中には、社内のデータプラットフォームと連携できるものもあります。例えばWebサイトのアクセス解析を行えるGoogle Analytics、CRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)などを備えたSalesforceなどが代表例です。これらのデータプラットフォームと連携することによってデータ分析の幅が広がります。
●ドリルダウン分析
BIツールによってはドリルダウン分析が可能です。ドリルダウン分析とは、期間別や日別、地域別など、分析の粒度の階層を細分化してデータ分析を行う方法です。これにより、詳細なデータ分析が可能になります。
●KPIの観測
BIツールでは、KPIを設定し、ダッシュボード上でリアルタイムに進捗を観測していくことが可能です。KPIとは、重要業績評価指標のことで、組織や部署が目指す目標に対して、達成度合いを測るために定点観測ができる値です。
KPIを一度設定してしまえば、BIツールが自動で現時点の数値を算出してくれるため、ダッシュボード上で都度、確認することができます。
●シミュレーション・予測
BIツールでは、蓄積された過去データをもとに、将来に向けたシミュレーションや予測を行うことが可能です。自動的にBIツールが計算してくれるため、論理的な予測結果が得られます。このシミュレーション・予測結果をダッシュボード上に表示することで、予算編成や戦略策定、計画に役立ちます。
専門知識がない担当者でも、容易にシミュレーションを行うことができます。
BIツールのダッシュボードの活用事例
BIツールは、具体的にどのように活用されているのか知るために、ダッシュボードの活用事例をご紹介します。
◆サービス業の事例
食品のプラットフォーム型店舗を手がけるある会社は、常に変化し続ける市場動向や消費動向、販売動向等をいち早くとらえ、データ分析を行うという事業戦略を推進しています。
そこで販売データの一元管理と、データを可視化、分析するツールとしてBIツールを採用しました。
プラットフォーム型店舗に出品している全生産者は、情報システムでつながっており、自身のPCやスマートフォンで自分の商品が「いつ・何が・いくつ売れているか」や販売データをリアルタイムで把握することが可能です。ダッシュボードによる情報の可視化によって販売の効率化を図っています。
◆建設業の事例
ある建設業の企業は、従業員の働き方を可視化する労務管理ダッシュボードとしてBIツールを採用し、働き方改革を推進しています。
長時間労働を削減するため、労働時間のタイムリーな可視化によって社内の意識改革を図っています。また、改善点が見えやすくなることから、業務効率化までも実現することに成功しています。
まとめ
BIツールは、社内のデータを効率的に分析することができるだけでなく、ダッシュボードでわかりやすく可視化することもできます。ダッシュボード機能は専門知識を要さず、誰でも現状把握が可能になることから、データの民主化にもつながるでしょう。
ラキールが提供するBIツール「LaKeel BI」においても、ダッシュボードをご提供しております。
LaKeel BIでは、社内のあらゆるデータを自動で集計し、ダッシュボード形式でわかりやすく可視化できます。
作成したダッシュボードはWeb上で閲覧可能で、インターネットに接続できれば、いつでも、どこでも最新データの確認を行えます。
専用のレポートデザインツールを使用することにより、オリジナルのダッシュボードを自由に作成することも可能です。
詳細については、ぜひサービス紹介ページをご覧ください。
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「ビッグデータ」や「IoT」などの言葉の普及とともに、
「データをビジネスに有効活用し、企業の成長を加速させよう」というメッセージが
多く出回っています。
企業の持つさまざまなデータを有効活用するためには、BIツールは大変役立つツールです。
しかし、BIツールを使いこなし、データを事業成長に活かすことができている企業は
決して多くないというのも、一方では事実です。
実は、BIツールを有効活用するための出発点は、導入時にあります。
「BIツールで何を実現しようとするのか不明確だった」
「ツール選定時に、機能チェックの見落としがあった」
「導入に気を取られ、運用についてまで確認しきれなかった」
導入時に行うべき検討を十分に行わなず、導入後に「こんなはずじゃなかった・・・」と
後悔しても、後の祭りです。
本資料では、BIツールを導入する際に検討しておくべき13のチェックポイントをご紹介します。
ぜひ、貴社のBIツール選定にご活用ください。
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