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BIツールのセキュリティリスクとは?必要なセキュリティ機能もご紹介

BIツールの導入を検討する中で、導入後のセキュリティ面を気にしている方もいるのではないでしょうか。BIツールで扱うデータが多くなり重要なデータを扱うようになるほど、セキュリティ対策が大切になります。
今回は、BIツールにおけるセキュリティの必要性からセキュリティリスク、BIツールに求められるセキュリティ機能やセキュリティポリシー策定の必要性などを解説します。

BIツールのセキュリティの必要性

BIツールとは、社内外に存在するさまざまなデータを分析し、ビジネスの意思決定に関わる情報として可視化することで、経営や業務の判断に役立てるソフトウェアのことです。
BIツールの目的・役割は、膨大なデータから必要な情報を引き出し、経営や売り上げ拡大などのために分析してレポーティングすることにあります。

BIツールのセキュリティの必要性

BIツールは、高いセキュリティが確保された中で利用することが求められます。
なぜBIツールに高いセキュリティが必要なのでしょうか。

それは企業の機密情報を取り扱うためです。BIツールでは、経営や各種主要業務の意思決定に役立てるためのデータを取り扱うため、自社のコアなデータが集まっているシステムといえます。万が一、データに含まれる機密情報が外部に流出すると、企業の経営戦略がおびやかされたり、顧客や社会からの信頼を失ったりする恐れがあります。そのため、BIツールそのもののセキュリティはもちろんのこと、BIツールとデータ連携させるシステムや連携の仕組みにおいても強固なセキュリティを備えることは重要です。
またセキュリティ保守やトラブル時の対応、サポートなどのセキュリティ体制を整えておくことも欠かせません。

BIツールのセキュリティリスク

BIツール利用時に起こり得るセキュリティリスクの種類をご紹介します。

社員のデータ持ち出しによる情報漏洩リスク

社内に潜むセキュリティリスクの一つに、社員によるデータ持ち出しリスクがあります。例えば、社員が退職時等にデータの一部を故意に持ち出して、競合他社に売却したり、不正に情報を利用したりするケースが実際に起こっています。BIツールに連携しているデータや分析結果は一定数の社員が閲覧できることから、その中に悪意を持つ者がいれば十分、データ持ち出しによる情報漏洩は起こり得ます。

外部からのアクセスリスク

BIツールの中には、クラウド型のサービスも存在しており、社外からアクセスできることもあります。その場合、不正に外部からログインされたり、データ連携によって機密情報を引き出されたり、改ざんされたりするリスクがあります。

アカウント使い回しや紛失・盗難による情報漏洩リスク

多くのBIツールは、利用ユーザーそれぞれにIDとパスワードなどのアカウントを付与し、ログインすることで利用することができる仕組みになっています。そのアカウントが不正に使い回しをされたり、紛失や盗難などによって閲覧すべきではない人物がBIツールのデータを閲覧したりすることで、情報漏洩が起きる恐れがあります。

サイバー攻撃リスク

近年、増えているサイバー攻撃の矛先が、脆弱性のあるBIツールに向けられることもあり得ます。機密情報の漏洩からデータ改ざん、ランサムウェアによる身代金要求など大きなリスクにつながってしまいます。

BIツールに求められるセキュリティ機能

前述のようなリスクを防ぐため、BIツールに求められる具体的なセキュリティ機能には次のものが挙げられます。

監査証跡ログ管理

BIツールの利用ユーザーのうち、誰がいつログインし、どのようなデータを取得、閲覧したのかのログを記録し、閲覧できる機能です。BIツールの管理者がいつでも監査証跡を確認でき、トラブル時にも容易に追跡が可能になります。
各BIツールによって記録できるログや出力形式が異なるため、詳細を確認した上で導入することをおすすめします。

アクセス制御

利用ユーザーそれぞれに対して、BIツール内でアクセスできる範囲を制御するアクセス制御の機能です。
誰に、どのようなデータを公開するのかをコントロールできます。例えば、部署や役職、チーム、個人ごとに公開範囲を設定することが可能です。
またアクセスフィルターを設定して他部署のデータを閲覧できないようにする方法もあります。コアとなるデータへのアクセスは、上位の役職者だけにするなどすれば、社内不正の予防につながるでしょう。

ダウンロードの制御

BIツールでは、扱われているデータをダウンロードできる機能がありますが、そのダウンロードを誰もができないように、制限をかけられる機能もあります。ダウンロードして不正利用されると困るようなデータは、あらかじめダウンロードできないようにしておくことができます。

多要素認証

アカウントの使い回しや紛失・盗難の発生に備えて、多要素認証による認証セキュリティの強化ができる機能があります。
多要素認証とは、パスワードの他に、携帯電話のSMS認証や指紋認証などの2つ以上の認証要素を組み合わせ、複数のアプローチで認証する方法を指します。多要素認証を利用すれば、パスワードが漏れてしまった場合も、他の認証要素がなければログインできないため、不正アクセスを防止できます。
また社内での悪意のないアカウント使い回しも困難にすることで、万が一の情報漏洩に備えることが可能です。

BIツール導入時に備えておくべきセキュリティポリシー

BIツール導入時には、BIツールにセキュリティ機能が必要十分に備わっているかを確認することが欠かせません。それと同時に、自社のセキュリティ体制を整えるとともに、セキュリティポリシーを策定することをおすすめします。

セキュリティポリシーとは

セキュリティポリシーとは、会社において実施する情報セキュリティ対策の方針や行動指針のことを指します。会社全体のセキュリティに関するルールや、守るべき情報資産の種類、どのような脅威を対象として、具体的にどのように守るのかの基本方針や運用規定などを定めます。
その会社のセキュリティポリシーに則り、BIツールに対する個別のセキュリティポリシーを策定しておくとより万全といえるでしょう。
BIツールで取り扱う情報の種類や重要性、アクセス権限の付与の範囲、備えるセキュリティ対策、不正やサイバー攻撃による情報漏洩が起きたときの対処の流れなどを具体的に策定しておくことが重要です。

まとめ

BIツールのセキュリティの重要性と機能、セキュリティ対策についてご紹介しました。BIツールは経営などの各種意思決定に役立つ一方で、その分、重要な情報が集まっていることを十分に認識することが大切です。
その上で、納得のいくセキュリティ機能を備えたBIツールを選定し、セキュリティ体制の構築やポリシーの策定を行うことをおすすめします。

「LaKeel BI」は、専門知識がなくとも、膨大なデータと豊富なテンプレートから、様々な課題に対する解決策を複数のユーザーが探索できるBIツールです。
LaKeel BIには「権限設定」のセキュリティ機能を備えており、利用機能単位、表示メニュー単位、レポート単位、テーブル単位、役職毎、部門毎、エリア毎、役割毎といった複数の権限設定が可能です。
また導入時や運用におけるサポートも行っておりますので、セキュリティ関連でお困りの際にも、ご相談いただけます。

ご興味のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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BIツール導入に失敗しないためにチェックしておくべきポイントとは

「ビッグデータ」や「IoT」などの言葉の普及とともに、
「データをビジネスに有効活用し、企業の成長を加速させよう」というメッセージが
多く出回っています。
企業の持つさまざまなデータを有効活用するためには、BIツールは大変役立つツールです。
しかし、BIツールを使いこなし、データを事業成長に活かすことができている企業は
決して多くないというのも、一方では事実です。

実は、BIツールを有効活用するための出発点は、導入時にあります。

「BIツールで何を実現しようとするのか不明確だった」
「ツール選定時に、機能チェックの見落としがあった」
「導入に気を取られ、運用についてまで確認しきれなかった」

導入時に行うべき検討を十分に行わなず、導入後に「こんなはずじゃなかった・・・」と
後悔しても、後の祭りです。

本資料では、BIツールを導入する際に検討しておくべき13のチェックポイントをご紹介します。
ぜひ、貴社のBIツール選定にご活用ください。

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