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ノーコードで始めるBIツール!そのメリットと事例をご紹介

DXの推進や人手不足を受けた業務効率化、ビッグデータ活用の流れなどを背景として、企業経営や各種部門の意思決定において、データ活用は欠かせないものとなりました。
データ活用による意思決定をサポートするBIツールの導入を検討する企業も増えていますが、現場の担当者が柔軟に活用できる手軽さが重要視されつつあるのをご存知でしょうか。
今回は、手軽に誰もが利用できるノーコードのBIツールについての概要やメリット、導入事例をご紹介します。

ノーコードのBIツールとは?

BIツールとは、企業が持つさまざまなデータを分析・可視化して、経営や業務に役立てるソフトウェアを指します。
BIとは「Business Intelligence(ビジネスインテリジェンス)」を表し、ビジネスの意思決定に関わる情報のことです。

そのBIツールの中には、「ノーコード」で利用できるものが存在します。ノーコードとはプログラムなどの開発に際して「ソースコードの記述を必要としない」という意味です。BIツールではデータを活用して分析を行いますが、その工程に必要なプログラミングなどのコードの記述が一切不要であるBIツールをノーコードのBIツールと呼んでいます。

例えば簡単なドラッグ&ドロップでデータ活用が可能になるようなものをイメージしていただければ分かりやすいでしょう。

従来のBIツールは、他のシステムとの連携の際や、データ収集や加工工程において、プログラミングの知識やコードの記述を必要とするものが多くありました。
それに対して、ITリテラシーがそれほど高くない現場担当者も、自由自在に使えるBIツールが求められるようになり、ノーコードのBIツールが注目されるようになっています。

ローコードとの違い

ノーコードはローコードとは異なります。ローコードとは、少ないソースコードの記述で開発が可能という意味合いを持ちます。それに対して、ノーコードは、一切ソースコードの記述を必要としないことを意味する点で異なります。

ノーコードのBIツールと従来のBIツールの違い

もう少し詳しく、ノーコードのBIツールと、従来のプログラミングが必要なBIツールの違いを確認しておきましょう。

ノーコードのBIツールの一つに、ETL機能が備わっているものがあります。

ETLとは「Extract(抽出)、Transform(変換)、Load(書出し)」の頭文字を取ったものです。データを活用するためには、社内から収集したデータを抽出し、形式をそろえたり、加工したり、重複を省いたりといった変換工程を経て、分析できるデータに書き出す作業が必要です。

従来のBIツールでは、ETLの機能が備わっていなかったため、SQLなどのプログラミング言語を使用してコードを記述し、データを自ら加工しなければならないことが多くありました。そのため、コーディングが可能な技術者の介在が必要でした。

一方、ノーコードのBIツールでは、画面上の簡単な操作のみでETLが自動的に行われる仕組みを備えているものもあり、コードなしで実行できます。

またノーコードのBIツールでは、データ分析においてもプログラミングが不要であるため、分析もスムーズかつスピーディーに行えます。

ノーコードのBIツールのメリット

BIツール導入に際して、ノーコードのBIツールを選択するメリットをご紹介します。

プログラミングの知識が不要

一番のメリットは、先述の通り、専門的なプログラミングの知識が不要で、誰でもBIツールで知りたい情報の可視化が容易にできるという点にあります。従来、データ加工や分析は専門職しか行えなかった職場も多いのではないでしょうか。そのような状況を改善することができます。また属人化も防止することが可能です。

導入・運用コスト削減

BIツール導入や運用において、自社内で行えなかったプログラミング関連の部分は、専門知識のある人材を採用したり、専門の業者に委託する必要性が生じたりするものでした。ノーコードのBIツールなら自社内で導入も運用も行えるため、導入・運用にかかるコストを少なく抑えられます。

データ可視化の迅速化

ノーコードであればデータ加工や分析などのBIツールに必要なサブの業務を自動化することができ、BIツールの本来の役割であるデータの可視化に集中できます。その結果、意思決定の迅速化にもつながるでしょう。
またBIツールを扱う担当者も、データの専門家ではなく、意思決定へとつなげる立場の人が担うことができます。それによって、さらにデータ可視化の業務の質も向上すると考えられます。

ノーコードのBIツールの成功事例

ノーコードのBIツールは、実際、どのように役立てられているのでしょうか。事例を2つご紹介します。

総合飲料メーカーの事例

ある総合飲料メーカーは、人事データの活用に課題を感じていました。

具体的には共通化したプラットフォームがなく、情報やノウハウが属人化していたことや、複数の人事データを入れ替えながら見比べていたことで面談に時間と手間がかかり非効率だったこと、人事ERP(統合基幹業務システム)の帳票機能では対応できない業務チェック機能やアウトプットにおいて二次加工が必要であったことが挙げられます。

そこで分析に必要なETL機能が標準装備されている、ノーコードで使えるBIツールを導入したところ、多種多様な人事データの連携が可能に。
専門的な知識がない担当者も各種データを単一画面に集約・表示するレポートを作成することができ、面談の質の向上と時間短縮が実現しました。さらにアウトプットの際も二次加工が不要になり、レポート出力の自動化や帳票作成が容易になったことは大きな成果です。

ノーコードのBIツールを導入したことにより、多くの業務効率化の効果を得ることができています。

【関連製品】
> 現行システムの連携で人事分析を実施する場合:LaKeel BI
> HRシステムの導入/移行をご検討の場合:LaKeel HR

卸売業の事例

ある卸売業の企業は、ほぼすべての部署でBIツールを活用しており、年々、利用者も増えていく状況でした。

しかし、従来利用していたDWH(データウェアハウス)などのシステムを用いてデータ抽出や検索を実行する際には膨大な時間を要しており、半日がかりの作業も多くありました。
こうした課題を受け、社員からの要望もあり、DWHの刷新と、BIの仕組みの導入を検討しました。

ノーコードのBIツールを導入したところ、これまでデータ抽出に最低4時間かかっていたものが30分で完了するようになりました。また、特殊な請求書等の作成には、従来は1時間以上かかっていましたが、1件当たり約1〜2分に短縮できました。
基本的な作業が簡単な操作で使える機能が備わっていたため、業務工数の大幅削減につながった事例と言えます。

まとめ

ノーコードのBIツールの概要やメリット、事例をご紹介しました。属人化を防止することができる今ノーコードのBIツールは、今、非常に注目を集めています。

ノーコードのBIツールと言っても、ツールによってコーディングなしで行える機能が異なります。選定の際には、自社がBIツールを使用する目的に合わせて、機能面の確認をしっかりと行うのをおすすめします。

LaKeel BIは、ノーコードで誰でも手軽に扱えるセルフサービスBIです。

分析に必要なデータを収集・加工・統合するETL機能を利用し、散在したシステムデータを一元管理できる統合データベースを構築できます。
また、社内の各種システムからExcelデータ、外部データまであらゆるデータと自動連携できるため、システムをまたいだデータ分析・可視化・検索が容易に行うことが可能です。
そしてノーコードに加えて、画面はExcelの見た目に近く、ドラッグ&ドロップによる直感操作が可能であり、使いやすさにこだわっているのも特徴です。

ノーコードのBIツールをお探しならぜひLaKeel BIをご検討ください。

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その他資料
  • Lakeel BI ダッシュボード図鑑 など
【関連する入門講座】
BIツール導入に失敗しないためにチェックしておくべきポイントとは

「ビッグデータ」や「IoT」などの言葉の普及とともに、
「データをビジネスに有効活用し、企業の成長を加速させよう」というメッセージが
多く出回っています。
企業の持つさまざまなデータを有効活用するためには、BIツールは大変役立つツールです。
しかし、BIツールを使いこなし、データを事業成長に活かすことができている企業は
決して多くないというのも、一方では事実です。

実は、BIツールを有効活用するための出発点は、導入時にあります。

「BIツールで何を実現しようとするのか不明確だった」
「ツール選定時に、機能チェックの見落としがあった」
「導入に気を取られ、運用についてまで確認しきれなかった」

導入時に行うべき検討を十分に行わなず、導入後に「こんなはずじゃなかった・・・」と
後悔しても、後の祭りです。

本資料では、BIツールを導入する際に検討しておくべき13のチェックポイントをご紹介します。
ぜひ、貴社のBIツール選定にご活用ください。

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